リーグ戦は残り4試合。前節、AS.Laranja Kyotoに6ー0と快勝したアルテリーヴォは、これから2戦首位攻防戦とも言える負けられない戦いが続きます。
現時点の順位はこちら。

青天の霹靂
そんな10節の試合の2日後の火曜日。驚きのニュースがSNSを駆け巡ります。
関西リーグ公式記録のGoal Noteにおいて、アルテリーヴォ和歌山のエース、10節でハットトリックを決めた 和田 幸之佑選手の名前が次節対戦する相手であるCento Cuori HARIMA側に掲載されていたのです。
そして翌日水曜日、双方のチームから退団、移籍のリリースが発表されました。


私がこのニュースを聞いて、まず最初に浮かんだのは、和田選手推しのサポーター達の事でした。長くアルテリーヴォを応援してきていますが、シーズン途中に、しかも次の試合で戦おうかという相手クラブに移籍すること自体、前代未聞です。
今までなら、シーズンが終わる頃に退団がリリースされ、何らかの形で退団する選手達へはお別れをすることが出来ていたので、次の対戦相手に応援していた選手がいるだなんて、しかもリーヴォのストライカーであった選手が、1週間後リーヴォのゴールを狙ってくるなんて、あまりにも突然過ぎで、私自身もショックだったし、和田選手推しのサポ達の事を考えると胸が痛かったです。
ただ、この事態、和田選手が移籍する先のCento Cuori HARIMA自体も、くらっている状況なのです。だからきっと、ハリマのサポーターさん達も同じ気持ちだったんだろうなと思います。
ハリマの場合、おこしやす戦で土壇場で決勝ゴールを決めたのが記憶に新しい北川 滉平選手が、FC BASARA HYOGOへ移籍となりました。
移籍直後のリーグ戦第10節ハリマvsBASARAの試合があり、ハリマのホームである日岡山で、1年ぶりにハリマは黒星をつけられてしまいます。
(この試合見に行ってた)
翌週にはアルテリーヴォとの直接対決を控えている中で、対戦相手のエースを引っ張ってこようとは、どういう思考なのか私はサッカーに詳しくないので理解出来ません。
サッカー選手は、選手生命自体が短いし、特に地域リーグの選手は市場価値が高いうちに少しでもいい条件のクラブへ行きたい気持ちは理解できます。リーヴォのサポーター達も、長く地域リーグの選手達を見ているので、それは十分理解できます。
でも、人にやられて嫌なことをは、人にやっちゃダメでしょ?って幼稚園の時に習わなかったかな…と選手獲得を目論んだオトナ達に思います。
ただ、ハリマに行くと決めたのは、和田選手自身ですし、ハリマのHPを見ると、勤務先欄に記載がないので、プロ契約としてオファーされたのかな?とも邪推します。であれば、サポーター達も悲しいけれど、十分理解は出来ます。
ということで、今回はエースを奪われた被害者対決。
が!しかし!
尚更次の試合だけは絶体に負けられない。
こーさまがいないリーヴォに勝てると思ってるのか?
リーヴォが強いのはこーさまが全てだと思っているのか?!
この移籍騒動は、火に薪をくべる事になりました。
もちろん、事実として、前期に和田選手が欠場していたアウェイ戦は勝つことが出来ていません。(負けてもいないけれど)
そして、これから全社や地域CLで戦おうかというクラブが、和田選手が抜けたことにより仮に勝てないのであれば、チームとして課題(問題)であり、11節はこの先のリーヴォを占う大事な試合で、当日会場に集まったサポーター達は、本当にリーヴォは和田選手で強かったのか、確認をする為にも、もはや試合が楽しみにもなっていました。
消えた背番号9
つい先週まで所属していた選手がいなくなるということは、諸々大変で、例えば印刷部やグッズも変更を余儀なくされていました。
▼背番号順ののぼりから消えた9

▼ガチャやトレカからも9が抜かれたそうだ

▼最新のリーフレット

▼9がない選手一覧

余談ですが、サポーターも9番のダンマクは出さないから家に置いてこようとしたら、間違えて10番の北野選手のダンマクも置いてきてしまったらしく、試合前に本人に謝るというハプニング。それくらい、各所動揺の中で対応に追われていた模様(;^ω^)
燃えるサポーター
とにかく今日の気持ちは一致団結していて「絶体に負けられない(負けたくない)」という言葉を何度も耳にした。スターティングメンバー発表時、和田選手の背番号が聞こえた瞬間、その後の名前が聞こえないくらいのブーイングを送るサポーター達。
そして、それ以上に大きなコールでリーヴォの選手達にエールをおくり願いを託した。
ウォーミングアップ
「魂みせろー!」から始まったチャント。








▼サポのメッセージに気づいてくれる大地
※「真の王者は俺達だ」と書かれています。




▼Cento Cuori HARIMAの和田選手

試合準備
▼刻一刻とキックオフの時間が近づいてきます。











入場前に選手同士挨拶的なことはしていた様子。






選手入場











第11節 vs Cento Cuori HARIMA キックオフ








まぁ、ハリマとの試合はドローが多いし、しばらく膠着状態が続くんじゃないかなぁと思いながら、私はラランジャから移籍した石田選手をカメラ越しに探してました。
そしたら、リーヴォのゴール前にものすごい勢いでボールが来たと思ったら、和田選手が綺麗なシュートを放ち、ネットを揺らすシーンを見てしまったのです…。これが世間でいうところの「恩返し弾」(;^ω^)公式記録では、前半7分のゴールでした。
※動画はゴール直後。ブーイングのサポーター達。
動画にも少し映っている通り、失点した直後リーヴォの選手達は輪になって話し合っています。一旦一呼吸をおいたようにも見えた。














そして訪れた前半19分。北野選手の同点ゴール!!!これでふりだしに戻る!
もう絶対に相手にゴールを許さないと奮闘するリーヴォの選手達。














先制を許すも、比較的早い時間に同点に追いつき、1-1で前半を折り返します。

ちなみに、2023年もここでリーヴォがハリマと対戦しました。
その年は1つ前の試合でリーヴォの優勝が確定している試合でした。
前半にハリマに4点取られ、2-4で前半を折り返すという展開。大雨で35分の中断を経て、最終的に4-4で試合終了。ハリマの試合を遡ると、本当にドローが多い。それだけ優勝を目指すからには、昔から負けられない相手なのです。
運命の後半キックオフ
ハーフタイムを経て、選手達が後半に向けて円陣を組んだ後ピッチに出てきます。
リーヴォ側のハーフタイムでの交代は無し。
























後半5分 その時が訪れた!
GOALが決まった瞬間の、サポーター達の喜びの声が凄かったし、ベンチからメンバーが駆け出して喜ぶほどの光景は久しぶりだったので、撮影しながら鳥肌がたった。

その後も、数多くのチャンスを作るが、ハリマのGK石原選手もファインセーブで必死に守る。リーヴォの選手達は、シュートがはずれる度に、もっとパワーをくれ!と言わんばかりに客席を煽る。なかなか見ない選手達の表情と気迫で、この試合にかける気合をひしひしと感じる。もちろんプレー自体もまさに「魂をみせる」プレーの連続。




































試合前のイメージでは、北野選手は途中で交代するかなぁ?と思ってたのに、桑島選手が交代してもまだプレーしている。もしかしてフル出場?!とこの辺からすでに感動している。








ちょっと時間勘違いしてたから突然の試合終了!(笑)
手元でYoutubeの時間を見ながら撮影してたのですが、途中で時差が発生していたらしく、私は「あと2分くらいだ~(>_<)頼む~!」って祈る様に撮ってたら、急に試合終了のホイッスルが聞こえた。
倒れこむ選手、膝をつく選手もいた。ハリマの選手の中には泣いてるように見える選手もいた。ちょっと切ない気持ちになったのもつかの間、後ろのサポ達から、「見たか!こらぁ~!」的な(実際はそこまで言ってない)勝利と喜びの雄叫びが、ガンガンピッチへ飛んでいく。
選手達の喜ぶ姿もいつもよりも増して熱かった。





試合中継では、試合終了後ハリマの選手達のクローズアップだったので、私が撮ってた表情も試合終了後の様子に続けて残しておきます。
勝利のラインダンス
久しぶりの勝利のラインダンス!
※前回アクアパルコでAS.Laranja Kyotoに勝利しましたが、アウェイで大量得点だったので、相手に配慮して(紳士のスポーツなので)ラインダンスはありませんでした。
途中、押し出される畠中選手に注目!
3選手のインタビュー
個人的には、北野選手のインタビューが凄く良かったです。
試合前、気丈にふるまっていたけれど、腹の中には熱いものを抱えて戦ってたんだなと思うと、痺れるほどかっこいいです。そして、フル出場で最後まで引き締めたプレーで勝利へ導いてくれました。本当に拍手です。工藤選手も体を張ったディフェンスだったし、畠中選手も、見た目心配な足でしたが、見事な逆転ゴールを決め、ATの交代まで走り続けてくれました。
そして何より、この布陣で挑むと決めた、角島監督の決断。
スタメン発表で、畠中選手のあの足で起用したことに驚いたし、正直心配でもありました。
実は、10節、洛西での試合後、日岡山の試合をリーヴォサポ達と見に行ったら、角島監督に遭遇したのです。しっかりこの先2試合の対戦相手の研究に励んでくれたんだなと思います。
試合後、挨拶のタイミングを逃した和田選手
中継でも残っているのですが、試合後に和田選手はスタッフと一緒にリーヴォ側に挨拶に来ようとしていました。ただ、音声にも入っているとおり、ラインダンスが始まってしまいます。そして、ハリマ側の円陣に戻っていきました。(ラインダンス画像よく見ると遠くで会釈して戻る姿が映ってる)
▽2:12:27あたり
そして、リーヴォ側もラインダンス、インタビューを終えて、ピッチの真ん中で、円陣になり喜んでました。それを眺めながら撤収を進めるサポーター達。






さらに、全員でハイタッチ。








で、頃合いを見てこっちに向かって来る和田選手に私は気づいたので、サポ達に一応伝えたのですが、次の瞬間、選手達が客席側へ。お客さん達とのハイタッチ会が始まったのです…。


リーヴォの選手達とのハイタッチに向かうサポーター達を見たのか、和田選手の足が止まり、また遠くで会釈して戻って行ってしまいました。(2回目…( ;_;))
声もかけない、見向きもしない、(当たり前だけど)リーヴォの選手達しか見えていないサポーター達と和田選手の背中を見て、「あぁ、これが現実。これが和歌山を離れた結果なんだな」ってハッキリ見えました。
※その後、大北GMに付き添われてボスの所に和田選手が挨拶に来たらしい。
今は、まだちょっとみんなの心の整理が追いついていないだけで、きっと次に会った時には、既にハリマに所属している、関選手、田口選手、福島選手、新城選手と同じように暖かい声をかけてくれる様になっていることでしょう。
だって、リーヴォサポ達は、過去にクラブに尽力してくれた選手達にも優しいし、選手達の幸せを一番に考えてずっと応援してるから。今回の件も、充分理解はしてるはず。
▼リーヴォサポに囲まれる関選手
(尋問の様にも見えるがw)

和田選手、今までアルテリーヴォ和歌山の為に頑張ってくれてありがとうございました!
新天地での活躍を祈ってます!
(最後のファン感でサイン貰えて良かった~)

ということで、青天の霹靂移籍騒動は、アルテリーヴォ和歌山が勝利し、過ぎた話になったのでした。
第11節終了時点で2位に浮上!

今日の試合で選手達には自信をもってもらって、目指すは逆転優勝のみ!
頑張れアルテリーヴォ和歌山!!
